ワインの熟成と飲み頃
「熟成タイプ」と「早飲みタイプ」
ワインには、そのワインが最もおいしくなる「飲み頃」と言われる時期があります。長期間保管することで熟成され味や香りが引き立ち飲み頃になるタイプのものを「熟成タイプ」のワインと言います。
しかし、中には熟成させずに新鮮な状態で飲むことに適しているワインもあります。こういったワインのことを「早飲みタイプ」のワインと言います。
「熟成タイプ」と「早飲みタイプ」、それぞれ飲み頃を知る事でワインをさらにおいしく飲む事ができます。
熟成タイプのワインは適切な期間保管しておくことで味や香りが引き立ちます。
早飲みタイプのワインは時間とともに劣化が進むので長期間の保管には向かない為、早めに飲むことに適しています。
一般的に高級なワインになる程、飲み頃を迎えるまでに時間がかかると言われています。収穫されてから10~20年程度熟成させる事でやっと飲み頃を迎えるワインもあります。
とはいっても、原料となるぶどうの品種、収穫された畑、収穫された年(ヴィンテージ)の気候、ワインの造り手など様々な要素によって変わります。
「熟成タイプ」「早飲みタイプ」の見分け方の目安
熟成タイプ | 早飲みタイプ | |
---|---|---|
価格 | 高価なワイン | 比較的安価なワイン |
コルク栓 | 長い | 短い |
ボトル底の形状 | 上げ底 | 平坦 |
ボトルの重さ | 重い | 軽い |
代表的な銘柄 | ボルドーの五大シャトーに代表される高級ワイン | デイリーワイン、テーブルワインと呼ばれるワインやボジョレーヌーボーなど |
※あくまでも目安です。購入する際にお店で聞いてみるのが一番良いです。
熟成タイプ・早飲みタイプ共に、セラーでの保管が必要
専門家は、ワインのそうした性質への配慮がワインの完璧な変化と熟成に欠かせないことを知っています。
特定の基準をしっかりとクリアしなければ、ワインを美味しく熟成させる事はできません。
熟成とは
ワインをある一定の期間寝かせておく事を「熟成」といいます。
ワインは熟成させる事で美味しくなります。そしてワインを熟成させる事を「エイジング」といい、熟成させると旨みが増すワインの事をエイジングワインと呼ばせて頂いております。
熟成期とは
ワインが一番美味しい状態(飲み頃)に達するまでの期間の事を言います。